症例１「異常な肩こりに伴う頭痛・めまい・手のしびれ」
40代女性（運送業ドライバー）
（背景）ある日の仕事中に「ふらつき」を感じ、仕事を早退しました。その後、異常な首、肩のこり感、頭痛、手のしびれ現れ、病院では特に異常は無し、との事で、自宅での安静療養を始めました。ネットでいろいろ調べた結果、筋膜リリースのたどり着き、それを専門に行う当院での治療を希望して来院されました。問診、触診の結果、「自律神経失調」の陥っており、様々な不定愁訴が現れていると思われました。特徴的には首・肩・背中の筋肉が強張りすぎて、胸郭があまり広がらず、呼吸の浅い状態になっていました。
施術
(1)筋膜微振動療法（頚・肩・背・胸部）
(2)メディセル筋膜吸引療法（頚部・手部）←自律神経調節
(3)トリガーポイントマッサージ（上半身）
経過
初回施術直後、首・肩の」こり感・頭痛は解消し、胸郭の動きが改善し呼吸がしやすくなりました。２～３日は調子良かったが、再び肩こりが酷くなってきたとの事です。自宅療養の中、１週間後に２回目の施術となり、その後、めまい、頭痛、手のしびれは解消し、仕事復帰となりました。また、約１週間後、3回目の施術を行いました。経過は良好との事ですが、メンテナンスの為しばらく施術を継続して行っていく予定です。
見解
この症例は、「自律神経失調」からくる様々な不定愁訴が辛く出たものと思われます。睡眠部足が日常的にあり、配送ドライバーという激務で、本人の自覚なく「交感神経の過緊張」が続いていたものと思われます。
「筋膜ケア」では、自律神経の調整にも効果的です。頑固な慢性的な「痛み」や「コリ」には自律神経失調が伴います。痛みやコリの対症療法に加えて、自律神経の調整を加えると頑固な症状が早く良くなるものです。
