腰痛

腰痛

症例1「針治療が効かなかったギックリ腰」

40代男性

背景

1週間ほど前に、長時間の運転をした翌日の朝、腰にピリッとした痛みを感じたのちに徐々に痛みが強くなり、あらゆる動作が腰の痛みで不自由となってしまった。近所の鍼灸整骨院を訪れ、鍼灸治療を3回行ったが良くならず、当院に来院され施術開始となりました。

施術

問診、触診、検査の結果、急性腰痛(ギックリ腰)と判断しましたが、特に右の椎間関節に強い痛みがあり、自覚は無いものの右股関節周囲の筋肉が異常に強張っていました。また、痛みをかばう生活のせいか、背中から腰にかけての筋肉が板のように固まっていました。

(1)メディセル筋膜吸引療法(背部、腰部、臀部、腸腰筋)
(2)ハイボルテージ療法(右椎間関節)←痛みの震源地
(3)キネシオテーピング

経過

初回施術後、痛みは軽減し、背筋が伸び姿勢が良く帰って行かれました。その後は2~3日おきに4回施術を行い、自覚症状が無くなり終了となりました。

見解

私が考えるに、「ギックリ腰」は、背中やお尻や股関節や脚部の腰の動きを支える筋肉が強張り、きちんと働くことが出来なくなった結果、腰の筋肉や関節に過剰な負担がかかり急な「痛み」を発症するものだと思っています。なので、主に施術ですることは2つ、(1)働きの悪くなっている筋肉を正常化する事、(2)痛みを発症してしまった部位に対する消炎、鎮痛の施術を行う事、だと思っています。これらを愚直に行うことで、魔法のような結果とはいきませんが、確実に回復へと導かれると考えています。

鍼灸治療全般について思う事、「残念ながら、施術者の技量が良くも悪くも確実に反映する」という事です。もっと言えば、「結果の出せる施術者と出会うのは相当難しい」とも思っています。その反面、私の信頼する各種物理療法(吸引、振動、温熱、電流、圧力波など)は、見立てさえ間違えなければ、一定の生体反応が確実に起こり、症状は変化します。したがって、個人差はあれ、「施術としては高確率に納得感が得られるもの」と鍼灸師の端くれの私が率直に感じております。

お問い合わせはこちら

メールフォームや公式LINEからもお問い合わせいただけますが、
施術中の場合ご返信にお時間をいただく場合もございます。
お急ぎの方はお電話にてお問い合わせくださいませ。

電話番号: 043-275-8603
お問い合わせ
LINE