膝の痛みの原因は膝軟骨のすり減りが原因?治療法や予防法について解説

膝の痛みの原因は膝軟骨のすり減りが原因

中高年を迎えると膝の痛みに悩む方が多くなってきます。膝の痛みの原因のほとんどを占めているのが変形性膝関節症という軟骨のすり減りです。少しずつ症状が進行し、最終的に歩けなくなってしまう可能性もあるため、早めの治療や対処が肝心となっています。

今回は、そんな辛い膝の痛みについて、治療法や予防法などをご紹介します。

膝の痛みの原因は変形性膝関節症

膝の痛みを感じる場合、そのほとんどの原因を占めているのが変形性膝関節症です。ここでは、変形性膝関節症について詳しく見ていきましょう。

変形性膝関節症とは?

変形性関節症は、軟骨がすり減ってしまうことによって痛みを感じる状態をさします。軟骨がすり減る原因としては、加齢に伴い筋肉量が低下してしまうことがあげられます。そのほかにも、冷えや肥満、過去のケガがうまく治り切っていない、運動や仕事で膝に負担をかけていると軟骨がすり減ってしまう可能性が高くなるでしょう。

軟骨がすり減ることによって関節の隙間が少なくなったあと、さらに進行してしまうと関節をおおう膜に炎症が出て痛みを感じるようになります。炎症と同時に液体が分泌された状態は、膝に水がたまるというふうに呼ばれることもあります。さらに進行してしまうと、軟骨がほとんどなくなり、骨と骨が直接ぶつかり合うようになり、激しい痛みを伴います。

症状はどんなもの?

変形性関節症は、時間を追うごとに悪化するという特徴を持っています。初期であれば、起き上がったり、歩き出そうとしたりしたときに膝に違和感やこわばりを覚えるようになるでしょう。また、膝が重たく感じたり、動かしにくく感じたりという方もいらっしゃいます。体を動かしているうちに気にならなくなる程度の痛みです。

症状が進むと、膝の痛みが継続して現れるようになります。とくに膝を大きく使う正座をしたりしゃがんだりという動作が、痛みにより困難になってしまうでしょう。また、炎症を起こしている場合には、膝が変形したり、熱をもったりするようになります。

軟骨がほとんどなくなるほど症状が進んだ場合には、歩いたり座ったりなどの日常生活も困難になってきます。このように、症状が進む前に適切な処置を施すことが大切です。

どんな治療法があるの?

変形性膝関節症の治療法としては、薬物療法・手術療法・運動療法の大きく3つがあげられます。初期の段階では、薬物療法で炎症を抑える方法が効果的です。クリームや軟膏を塗り薬として使用したり、湿布をはったりすることで痛みを抑えることができます。また、痛みが激しい時には、内服薬や座薬を使用する場合もあります。

症状が悪化している場合には、手術療法が用いられます。代表的な手術として、関節鏡視下手術、高位脛骨骨切り術、人工関節置換術があります。

運動療法では、痛みによって低下した筋力をほぐしたり鍛えたりすることが目的で行われます。ウォーキングやストレッチなどを取り入れることで、さらに血行がよくなり痛みで緊張した膝周りの筋肉をほぐすことにもつながります。

膝の痛みを予防する方法

膝の痛みは、中高年の方に多く見られます。ここでは、膝痛を予防し、100歳まで元気に歩き続けるための方法をご紹介します。

正しい姿勢で歩く

正しい姿勢で歩くだけで、膝痛の予防につながります。なぜなら、正しい歩き方を続けることで大臀筋や内転筋を鍛えることにつながるからです。膝周りの筋力をアップさせることで、膝をサポートし膝への負担を軽減することができます。

歩く時の正しい姿勢とは、足を前に踏み出した時に膝が伸びている姿勢です。膝が曲がったままで歩いていると、膝の皿が不安定になりやすいため注意が必要です。腕は自然にふり、背筋を伸ばして歩きましょう。また、足を地面に下ろす際にはかかとから着地させ、後ろの足はしっかりと蹴り出すことが重要です。

簡単な筋力トレーニング

脚全体の筋力の低下が膝の痛みを引き起こす原因になります。そのため、予防として毎日こまめにトレーニングを取り入れるのがおすすめです。

とくに、お尻付近の筋肉である大臀筋や足の内側にある内転筋、太ももの全面にある大腿四頭筋のトレーニングを行うようにしましょう。外出先で、エレベーターの代わりに階段を使用するよう心がけるだけでも、十分なトレーニングになります。

食事で膝痛を予防しよう

関節の軟骨がすり減ってしまうことが原因で起こる膝の痛みですが、予防や症状の改善のためには、日頃の食事も重要な役割を果たしています。

関節軟骨と関わりのある栄養素としては、グルコサミンやコンドロイチン、オメガ2脂肪酸などがあげられます。また、良質なタンパク質も大切なので、バランスの良い食事を心がけましょう。

まとめ

今回は、膝の痛みに焦点をあてて、症状が起ってしまう原因や仕組み、さらに予防法についてご紹介しました。自分でトレーニングやストレッチを行うのはもちろんですが、痛みがひどい場合には早めに医療機関を受診するようにしましょう。

幕張西にあります「きなり整骨院」では、生理学に基づいた科学的なアプローチから施術を行っております。とくに、筋膜リリースと呼ばれる、筋肉を覆っている膜にアプローチする手法に力を入れております。膝の痛みをお持ちの方や、体の不調でお悩みの方はぜひ一度お気軽にご相談ください。

 

お問い合わせはこちら

メールフォームや公式LINEからもお問い合わせいただけますが、
施術中の場合ご返信にお時間をいただく場合もございます。
お急ぎの方はお電話にてお問い合わせくださいませ。

電話番号: 043-275-8603
お問い合わせ
LINE