肘の痛みの原因とは?仕組みや対処法についても詳しくご紹介

肘の痛みの原因とは?

肘を中心にした腕や手は、毎日よく動かし使う、なくてはならない部分でもあります。肘に痛みがあると、動かすのも苦痛になり日常生活に大きな支障をきたすこともあるでしょう。今回は、そんな肘の仕組みや、肘の痛みの原因などをわかりやすく解説していきます。

肘が痛むのはどうしてなのか、また痛みに対処する方法なども挙げていきましょう。

肘はどうして痛む?

肘が痛む時、どの部分が痛むかでも症状は変わってきます。肘の仕組みを知ることで、痛みの原因のヒントにもなるでしょう。

肘の仕組み・肘関節について

肘は関節のひとつです。手首から腕にかけて肘は「肘関節」とも言います。肩から肘の上腕骨の末端部分と、肘から手首までの前腕骨の2本の骨部分(とう骨と尺骨)が組み合わさるという構造です。そして肘関節の周りに、筋肉や軟骨といったものがあることによって安定を保ちます。

肘の痛みの種類や場所

痛みの感覚や、どの動作をする時に痛むか、また痛む場所を確認することも肝心です。

どんな時に痛いか

肘の痛みの原因は、それぞれです。ケガなどの突発的な痛みもあれば病気も伴うこともあります。自分でそんな痛みかを把握するのも治療において原因を探りやすくなります。

  • ペットボトルなどの蓋を回す時
  • 重さのあるものを持ち上げた時
  • 雑巾などを絞る動作の時
  • パソコンのキーボードを打つ時
  • 肘が曲げられない

おもに、上記のようなことが挙げられるでしょう。

肘の外側が痛い

手を前に向け下ろした状態時の親指側が「肘の外側」となります。(曲げる方が前にある状態)肘の外側が痛む時は、肘の外側の硬い骨の部分「外側上顆」に付着する「腱」が炎症を起こしていることが考えられます。

肘の内側が痛い

同じように手を前に向けた状態で下ろした時に小指側が「肘の内側」です。肘の内側が痛む場合は、手首を手のひら側に曲げる筋肉の付け根の「内側上顆」に付着する「腱」が炎症を起こしていることが考えられます。

動かすだけで全体的に痛い

長期にわたる肘の酷使による「骨の変形」や「外傷」からくるもの、関節自体の炎症などが考えられます。骨が変形してしまうと肘の動く範囲も狭くなり、痛みを伴うことがあります。

肘の痛みを伴う代表的な疾患と原因

では、前項のように痛みの種類や場所がわかった場合、どのような症状が考えられるでしょうか。肘の痛みとなる主な3つを挙げていきましょう。

上腕骨外側上顆炎 (テニス肘)

上腕骨外側上顆炎は、1番の発症の要因は加齢によるものと、手の使いすぎが原因と考えられています。手や腕に負担がかかる動作により、肘の外側の腱が傷ついて炎症を起こします。

特に、中高年でテニスやバドミントンなどで、腕を振る動作が多い人によくみられる症状です。「テニス肘」とも呼ばれます。しかし包丁を使う動作の繰り返しや、パソコンのキーボードを打つ動作、雑巾を絞る動作など酷使するとなりやすい場合もあります。

上腕骨内側上顆炎 (ゴルフ肘)

上腕骨内側上顆炎の主な原因は、過度の手首を曲げる動作を繰り返すことで起きやすくなります。さらには、加齢に伴う腱の弾性の低下も発症の要因と考えられるでしょう。

ゴルフのスイングを無理にしすぎると手首を酷使して発症してしまうことからも「ゴルフ肘」と呼ばれます。その他にもやり投げや、重いものを持ち上げたり引っ張りあげたりする作業が多い人にも発症しやすい炎症です。

変形性肘関節症

スポーツや仕事などで肘関節の使いすぎや、上記に挙げられたテニス肘やゴルフ肘が原因で発症することが多くみられます。また加齢によるものも挙げられます。

肘関節内の骨の端の部分がトゲのようになるため、関節の動きが滑らかに動かないなど動きに制限も出てくることも。進行すると肘近くの神経系にも問題が起き、手のしびれにつながることもあります。

日常生活で注意する点を知ろう

では、肘の痛みに関して、日常生活での留意点や痛みが出た場合の対処法はあるのでしょうか。

スポーツの負荷をかけすぎない

スポーツによる肘への負荷は、痛みが長く続いたり、繰り返したりするおそれがあるので注意しましょう。テニスや野球など片手に力がかかるスポーツは特に注意が必要です。無理をせず、負荷がかからない程度にとどめるか、専門のトレーナーや指導者の管理のもとで行うのもひとつの方法です。

スマートフォンやパソコン

スマートフォンやパソコンは無理な姿勢や、体勢になっていることに気が付かず、重い負荷が手や腕、そして肘に強くかかり、痛みの原因になることも多いでしょう。

サポーターやクッションでの肘の保護や、パソコンなど休憩をとり長時間使わないようする、無理な姿勢はしないなどの工夫が大切です。

ストレッチ

無理をしない程度に適度にストレッチをすることで、肘への負担を減らすことも可能です。ストレッチで筋肉を運動させることによって、肘へと続く腕や手全体の筋肉を柔らかくし、痛みを和らげる効果が期待できます。腕だけでなく、周辺の筋肉(肩なども含む)も柔らかくしていくと、さらに良いでしょう。

病院の受診と相談

痛みがずっと続く、あるいは原因が定まらないなど、自分で判断できない痛みがある場合は、迷わず病院や接骨院で受診しましょう。大きな痛みがあるのを我慢していると、症状がひどくなることも考えられます。病院や接骨院で早めの診断により、早期の完治も可能です。

まとめ

生活をする上で、必要不可欠な肘。腕や手の中心部分である肘は、負担がかかりやすい部分でもあります。痛みがどの部分から来ているかを知ることによって、原因も探りやすくなってくるでしょう。そして普段の生活の中で、酷使しないなど、気をつけることも大切になってきます。しかし、どうしてもよく使う部分でもありますので、痛みを伴うこともあるでしょう。

そんな不安を感じた場合など、ぜひ「きなり整骨院」にご相談ください。当院は、筋膜という観点から症状改善を図る整骨院です。症状の原因を見つけ、ひとりひとりに合った治療をいたします。痛みなどのお悩みがございましたら、ぜひ「きなり整骨院」にお任せください。ご連絡をお待ちしております。

 

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